ケン

施術について

検査で異常なし、でも不調が続く。——自律神経・慢性疲労に鍼灸ができること

検査値は正常。画像も問題なし。でも、何かがおかしい。 そういう状態で病院の椅子から立ち上がる瞬間の、あの感覚。 「異常なし」と言われたことへの安堵が一瞬あって、その直後に「じゃあ、この不調はなんなんだ」という壁に当たる。説明がつかないか...
施術への想い

なぜ施術者は自分を下げるのか——「心が身体の主人」という話

「クソ理学療法士」と言われたことがあります。 冗談で、です。 怒りませんでした。むしろ、そう言ってもらえる関係になったことが、少しうれしかった。 なぜ自分を下げるのか このシリーズを読んでいただいた方は、気づいているかもしれません。 「マ...
施術について

「信じる心が大切です」——プラセボ効果と、施術への信頼の科学

「信じる心が大切です」と患者さんに言うことがあります。 エビデンスに基づいた、真面目な話です。 「さぁ、心から信じましょう。次回までに賽銭箱も用意します」 「今なら特別に痛みが軽くなる石をお譲りします。少し待っててもらえますか?今から外で拾...
施術について

【身体はなぜ変わるのか・第1回】「そこです」と言われる理由

「僕がわざと痛いことをするように見えますか?」と患者さんに聞いたことがあります。 「見えます!」と即座に言われました。 ひどい誤解もあるものだ、と思いながら、不思議なことに10人聞いたら10人にそう言われます。なぜでしょうか。 まず、わざと...
施術について

【身体はなぜ変わるのか・第2回】なぜ表面だけほぐしても戻りやすいのか

「施術の翌日、なんか逆に重くなったんですけど……大丈夫ですか?」と言われることがあります。 少し沈みます。 でも続きを聞くと、「その次の日はすごく楽でした」と言われることが多い。 ああ、よかった。これは大丈夫なやつだ。 身体に「余白」がな...
施術への想い

【身体はなぜ変わるのか・第3回】「押す」のではなく、「繋がる」

「力入れてますか?」と聞かれることがあります。 「入れています」と答えると、「全然感じないんですが」と言われます。 入れていないと思われているのか、効いていないと思われているのか。どちらも少し困りますが、実はこれが正しい状態だったりします。...
施術への想い

【身体はなぜ変わるのか・第4回】手技療法と鍼灸——届く場所が違う

「手技ですか、鍼ですか、どっちをやるんですか?」と聞かれることがあります。 「場合によります」と答えると、たいてい少し困った顔をされます。 答えになっていないように聞こえるのはわかっています。ただ、本当に場合によるので、もう少し続きを聞いて...
施術について

【身体はなぜ変わるのか・第5回】なぜ「強く押されたい」と感じる人が多いのか

「もっと強くしてください」と言われるたびに、ふと心の声が口に出てしまうことがあります。 「……マゾかな?」 怒られます。毎回。 でも本当に不思議なんです。なぜ人は、痛いとわかっていて「もっと」と言うのか。 「届いてほしい」という感覚 痛い...
施術への想い

【身体はなぜ変わるのか・第6回】なぜ説明より”受けた瞬間の納得感”を重視するのか

施術後に、「何をしてもらったかよくわからないんですけど、なんか楽です」と言われることがあります。 複雑な気持ちになります。 ……が、実はこれが一番うれしい感想のひとつです。慣れてきました。 身体は説明では変わらない どれだけ丁寧に説明して...
施術への想い

【身体はなぜ変わるのか・第7回】身体は”分かってもらえる”と緩む

触れているとき、「なんか緩んだ気がするんですけど……」と言われることがあります。 「気のせいです」と答えます。 「そんな訳ないですよね?」と返ってきます。 その通りです。最初から気のせいとは思っていませんでした。 身体は防御している 痛み...
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